着付け小物の腰ベルト使用方法
着付けの要は腰紐です。
モスリン、絹、綿、麻 等の天然素材の腰紐や、化繊、ゴムの素材の腰紐があります。
お勧めではないのが、化繊タイプの腰紐。締りが悪く滑りやすいので、『仮紐』として使用するのが良いと思います。
天然素材の腰紐は、締りが良いので着崩れがありませんが、締めた後のシワ取りが慣れないと少し大変な事がマイナス点。腰紐を締めた後に、指がらくーに入るのは、しっかり締まっていないという事なので、腰紐を締め直して下さいね。
ゴム素材の腰ベルトは、伸びるのでシワ取りがとてもラクです。
使用する長さは、
腰回りの1週と4分の3くらいOR腰骨~腰骨の長さの3倍強を目安に使用してください。
ゴムの締り具合は、製品によって違ってきますので一度使用してキツク感じない程度に調整する事が必要です。
腰ベルトは、長さ調節金具付きなので、長さの調節が可能です。
腰ベルトの注意点は、ゴムの伸ばし過ぎに気を付ける事です。
伸びたゴムは、収縮しますので元に戻ろうとします。
体調不良の要因になりますので、優しくフィットするように腰ベルトを使用して下さいネ。
ゴム素材の腰ベルトは2種類あります。
写真上(桃色) 引っ掛けタイプ
写真下(赤色) かしめタイプ
どちらも結ばないので、結び目がゴロつく事はありません。
引っ掛けタイプの留め具はニッケルメッキ。
かしめタイプの留め具はプラスチィック(ポリカーポネート)。
腰ベルトには、衿止めストッパーが付いているものがあり、着崩れ防止になります。
私は、かしめタイプの腰ベルト、衿ストッパー付きの腰ベルトを使用しています(^^)
腰ベルトのゴムは、消耗品です。何百回も使用しますと伸びてきますので買い替えが必要になりますが、私は4年から5年で買い替えています。充分に元がとれています。^^
着物着付けの小物は、使われる方が「使い勝手がいいな」と思うのが一番です。
腰紐が、使いにくいなぁと感じたら腰ベルトを使用してみてはいかがでしょう(^^)
タグ:和小物